洗剤

汚れには、汗やしょうゆなどの「水に溶ける汚れ」と、油や皮脂などの「水に溶けない汚れ」の二種類があります。これらの汚れを効果的に落とす洗剤の成分を見てみましょう。

洗剤の成分

界面活性剤

洗剤の主成分で、ひとつの分子の中に「水と仲がよい部分(親水基)」と「油と仲がよい部分(親油基)」を持っています。油と水は混ざりませんが、界面活性剤が仲立ちすることで混ざるようになります。

界面活性剤は汚れを包み込み、皮脂などの油分を水に溶かしたり、分散させたりすることで、繊維から汚れを落とす仕組みになっています。

界面活性剤の汚れを落とすプロセス

汚れを落とすプロセス

アルカリ剤

洗濯液をアルカリ性に保って、汚れの一部を取りやすくするための成分です。

水軟化剤

界面活性剤は、水道水や井戸水に含まれているカルシウムやマグネシウムなどの金属イオンと結びつくと水に溶けにくくなるので、洗剤の洗浄力が落ちてしまいます。水軟化剤には、界面活性剤が十分な働きができるように、金属イオンをとらえる役割があります。

酵素

繊維の奥まで入り込んだ汚れや、しつこい皮脂汚れなど、界面活性剤だけでは落としにくい汚れを分解して落としやすくします。つけ置き洗いをすると特に効果的です。塩素系の漂白剤は、酵素の働きをおさえるので、併用は避けましょう。

水軟化剤と酵素の働き

蛍光増白剤

綿の色は、本来は「生成り」です。市販の白い衣料は白さを出すために、繊維のうちから「蛍光増白剤」が使われています。しかし、洗濯を繰り返すことによってだんだん落ちてしまうので、これを補うために洗剤には「蛍光増白剤」が配合されています。しかし、生成りや微妙な色合いの衣類に使うと色合いが変化してしまうこともあるので、注意しましょう。

漂白剤

シミや汚れの色素を化学的に分解する成分です。