手で洗う

手洗いは、一枚の衣料や小物類を洗うときに便利で経済的です。また、汚れの状態も確認しやすく、色移りしやすい衣料を単品で洗うときにも向いています。

手洗いの手順

  • 汚れの前処理
  • 洗い
  • 中間脱水(脱水機で脱水または、押し絞りなど)
  • すすぎ
  • 中間脱水(脱水機で脱水または、押し絞りなど)
  • すすぎ(柔軟仕上げを行う場合はこのときに行う)
  • 最終脱水(脱水機で脱水または、タオルドライ)

手洗いテクニックのいろいろ

押し洗い

セーターやパンツなど、かさがあるものをやさしく洗うときに。

  • 衣料の汚れた部分が外側にくるようにして、容器の大きさにあわせて四角になるようにたたみます。
  • 両方の手のひらで衣料をやさしく容器の底に押しつけたり、持ち上げたりを衣料全体で40回程度繰り返します。
両方の手のひらで、やさしく“押し洗い”する

洗剤液が繊維の中を通過し、汚れを落とすので、衣料をひっくり返して行う必要はありません。衣料はたたんだまま、形をくずさないように気を配りましょう。

アコーディオン洗い

しわになりやすい薄手のブラウスやスカーフをやさしく洗うときに。洗剤液の中で、衣類をふわっと泳がせるように両手で寄せたり広げたりして洗います。

アコーディオン洗い

アコーディオンを弾くように、両手を寄せたり広げたりして洗う。

振り洗い

しわになりやすい薄手のブラウスやスカーフをやさしく洗うときに。衣料の中心部を軽くつかんで、洗剤液の中で前後左右に振って洗います。

振り洗い

ニットのような伸縮性のあるものや、厚手の衣料には不向き。

つかみ洗い

セーターの袖口や裾などの部分的な汚れをやさしく落とすときに。手のひらで握ったり離したりする動作を何度か繰り返して洗います。

つかみ洗い

ウール素材のセーターなど厚みのある衣料に向いている。

たたき洗い

シミなどの部分的な汚れを落とすときに。揉み洗いをすると縮んだり、傷んでしまう衣料に向いています。指先や洗濯ブラシの背、スポンジなどでトントンとたたきます。

もみ洗い

靴下などのガンコ汚れの部分を強く洗うときに。衣料を両手でこすったり、揉んだりして洗います。じょうぶな綿や麻などの素材のものに限ります。

足踏み洗い

洗濯機には入らない大きな毛布や肌がけ布団などを、浴槽などを利用して、洗うときに。足踏みをするように、毛布をまんべんなく足で押して洗います。

足踏み洗い

まんべんなく足踏みして押し洗い

壁や手すりなどにつかまって、転んだり滑ったりしないように注意してください。

すすぎ方

基本的には洗い方と同じ方法で、新しい水にとりかえて2回行います。すすぎは常温で行います。

柔軟仕上げ

すすぎが終了した後、新しい水を準備し、適量の柔軟剤を良く溶かした中に3分間浸します。途中で軽く押すなどの力を加えるとより柔軟剤が付きやすくなります。ウールなどのニットやタオル、肌着、子供・ベビー服などのふっくら感や柔らかさ、滑らかさを保ったり、静電気を防止するのにおすすめです。

脱水方法のいろいろ

押し絞り

セーターなどを洗った後、洗い桶の中で、手前から丸めて軽く押し絞ります。そのまま持ち上げると、水を含んだ重みで、ニットなどは型くずれがしやすくなりますが、このようにすることで、型くずれを防ぎ、取り扱いやすくなります。
脱水機に入れる前の水切りや、脱水機を使用しない場合の中間脱水や最終脱水として利用できます。

押し絞り

手前からくるくる丸めて軽く押す。

手のひら絞り

中間脱水や、タオルドライを行う前の水切りとして行います。手の中に納まるような薄い布で、絹などのデリケートな素材の脱水に向いています。両方の手のひらを丸めた中で、軽く押し絞ります。しわにならないように、強く押さないのがコツ。

浴槽掛け絞り

毛布などの大きなものを浴槽で洗った場合の脱水です。大きな衣料は多くの水分を含んでいるため、浴槽のふちのエプロン部に掛けて、自然に水を切ります。水が切れて軽くなってから物干し竿に移動させます。

タオルドライ

デリケートな衣料やしわになりやすい衣料をやさしく脱水する方法です。布同士が重ならないようにバスタオルの間にはさみます。はさんだバスタオルをたたみ、上から軽く押して水分を取り除きます。最終脱水に用います。

タオルドライ タオルドライ タオルドライ

布同士が重なる時は、別のタオルを加えて、重ならないように工夫します。