おせんたく時に多いトラブル

お洗濯で、衣料の色合いや形がかわってしまったり、風合いが失われてしまったりしては台無しです。トラブルの原因と予防策を知って、失敗なくお洗濯しましょう。

ウール製品の縮み

トラブルの様子
袖や身頃などが縮んでサイズが小さくなった。繊維がからまってフェルト状になりのばそうとしても元に戻せない。
原因
強い力でこすったり、もみ洗いをした
洗濯液の温度が高かった
弱アルカリ性洗剤を使った
予防策・洗濯するときの注意
やさしく洗う(洗濯機の弱水流や手洗いコース、手洗いは押し洗いなどで、ソフトに洗う)
水温は30℃以下にする
洗剤は中性洗剤を使う

ウール製品のフェルト収縮

ウールの表面はうろこ状の“スケール”で覆われており、水の中では、スケールが開きやすくなります。この状態で強くこすったりもみ洗いをすると、開いたスケールがからみ合って、フェルト状に縮んでしまいます。洗濯液の温度が高いときや、弱アルカリ性の洗剤を使用したときは、さらに縮みやすくなります。

毛羽立ち・ピリング

絹衣料の毛羽立ち
トラブルの様子
表面が毛羽立ったり、小さな毛玉ができて光沢が無くなり、白っぽくなっている
原因
濡れた状態で、強いこすり洗いやもみ洗いをした
予防策・洗濯するときの注意
やさしく洗う(洗濯機では弱水流や手洗いコース、手洗いではアコーディオン洗いなど、ソフトに洗う)
洗濯機で洗う時は洗濯ネットに入れる
柔軟仕上げをして、繊維表面をなめらかにする

絹製品は繊維が細いために、濡れた状態で強くこすったりもんだりすると毛羽立った状態になるので、強くこすったり、もみ洗いは避けましょう。

アクリル製品(ニット製品)のピリング
トラブルの様子
表面に毛玉が生じている
原因
洗濯時や着用時に強くこすられたり、もまれたりした
予防策・洗濯するときの注意
やさしく洗う(洗濯機では弱水流や手洗いコース、手洗いでは押し洗いなど、ソフトに洗う)
洗濯ネットに入れるか、裏返して洗う
柔軟仕上げをして、繊維表面をなめらかにする

ピリングとは小さな球状の毛玉のこと。生地の表面がこすられて毛羽立ち、さらにからみ合って、毛玉が生じてきます。通常、毛玉は摩擦によって落ちてしまいますが、繊維が強いアクリルは、毛玉が残ったままになり見映えが悪くなります。

色落ち・色あせ

色の濃い製品
トラブルの様子
洗濯を繰り返したことによって色があせて白っぽくなったり、茶褐色に変色してしいる。
原因
水道中の塩素による色あせ
日光による色あせ
予防策・洗濯するときの注意
すすぎすぎない(すすぎは2回で充分)
色あせを防ぐ洗剤を使う
日陰で干す
生成り、淡色製品
トラブルの様子
洗濯したら生成りや淡いパステルカラーの色が、白っぽくなったり、色合いが変化した。
原因
洗剤に含まれている蛍光増白剤により変色した
予防策・洗濯するときの注意
「無けい光」の表示がある洗剤を使用する

蛍光増白剤(けい光剤)

市販の白い衣料品には、より白く見せるために「蛍光増白剤」が使われています。しかし、着用や洗濯により落ちてしまうので、これを補うために洗剤には「蛍光増白剤」が配合されているものがあります。

色移り

トラブルの様子
洗濯したら、赤や黒など別の色に染まってしまった。
原因
色が落ちる濃い色の衣料を一緒に洗った
ポケットの中に、折り紙など色がついた紙を入れたまま洗った
洗濯液の中に長時間つけたままにした
予防策・洗濯するときの注意
濃い色の衣料は、単独で洗う
お洗濯の前に、ポケットの中に何も入っていないか確認
濃い色の衣料は、洗濯液中に長時間放置しない

洗濯じわ

トラブルの様子
洗濯をしたら、しわになってしまった
原因
脱水時間が長すぎた
脱水したまま洗濯槽に長時間放置した
洗濯液の中に長時間つけたままにした
予防策・洗濯するときの注意
脱水時間は短めに
(ポリエステルやレーヨンなど、しわになりやすい素材は1分以内に)
洗濯ジワを軽減する効果のある柔軟剤を使う
脱水が終わったら、すぐに洗濯槽から取り出して干す

シフォンなどの薄地の場合は、タオルドライにすると、しわがなくキレイに脱水できます。

取り出した衣料は振りさばくか、軽くたたんで手のひらでたたいて、しわを取りましょう。

指先で縫目部分などのしわをのばすともっとキレイな仕上がりになります。